臭いおならと病気の関係とは？将来ガンの可能性が高いことの警告！？

2019年1月7日更新記事。

臭いおならと病気の関係とは？

おならが臭いということは、腸内が臭いことを現しています。

すごくおならが臭い人の多くが大腸の病気を持っています。

検査をしてみて、ガンなどの病気がない状態でも、
常時おならが臭いという人は大腸ガンになりやすいと言えます。

おならの悪臭の原因は、主に肉などの動物性タンパク質の食べ過ぎです。

タンパク質を食べ過ぎで、腸内で発酵や腐敗を起こしています。

そして、悪玉菌が有害なガスを発生させているのです。

下剤や腸内洗浄をしても、おならや便がすごく臭い場合は、大腸ガンの可能性があります。

ガン細胞が崩れて、悪臭を発している場合が考えらるからです。

検査をおすすめします。

腸の状態が悪かったり、
臭いおならが出続けるのは、
たとえそのときにガンが見つからなくても、将来ガンになる可能性があることを警告してくれています。

大腸にガンがなくても、次の箇所にガンができやすいので注意が必要です。

おならが臭い人のガンができやすい箇所

• 胃
• 膀胱
• 乳房
• 子宮
• 前立腺
• 肺

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年代で異なる腸からのサイン

20代〜30代で腸の具合が悪く、
便秘や臭いおならに悩ませれているときは、
近い将来病気になる前兆である場合が多いようです。

40代〜中年以降の人で腸の具合が悪い人は、
体に慢性的な病気がある場合がほとんどです。

それは次のような症状です。

腸が悪い人が抱える主な症状

• 便秘
• 肥満症
• 高血圧
• 高脂血症
• 高コレステロール
• 高中性脂肪
• 動脈硬化症
• 心臓病
• 前立腺肥大
• 子宮筋腫
• 卵巣嚢腫
• 胆石
• 乳腺症
• 糖尿病

これらの病気を持っている人は、
ある時期が来ると、ガン・脳梗塞・心臓血管病・老化現象を起こす場合が多いと言われていますので注意が必要です。

これらの改善には、食生活の改善が必須です。

過剰な肉食は腸を固くし、おならが臭くなる

日本人が現在のように肉を大量に食べるようになったのは、ひと昔前（1950年〜1970年頃）のアメリカの影響です。

アメリカでは、「肉こそ活力の源だ！」と信じられていた時代があります。

分厚いステーキが丈夫な体をつくると信じられ、高タンパク・高脂肪食が大流行したのです。

毎日肉を食べ、三度の食事とは別にプロテインを水や牛乳で溶いて飲んでいたのです。

しかし、それは過去の話です。

1977年に有名な「マクガバン・レポート」が発表され、現在では、肉食は時代遅れの考え方であるとされています。

特に、エリート層を中心に肉食離れが進む一方です。

マクガバン・レポートとは？

アメリカ上院栄養問題特別委員会の委員長だったジョージ・S・マクガバンが、1977年に国会で発表したレポートです。

「動物脂肪のとり過ぎ、砂糖や塩のとり過ぎは心臓病やガン、肥満、脳卒中などの致命的病気と因果関係がある。
アメリカの主要な死亡原因となる10の病気のうち6つの病気は食生活に原因している。
そして何よりも脂肪を減らすこと、精製されていない穀物、野菜、果物などの複合炭水化物をもっと食べ、動物食としては魚介類を食べることである。」

このように、食事・食生活の改善を訴えました。

このレポートの中で、
食生活を改善することによって心臓病の25％、
糖尿病の50％、肥満の80％、
ガンの20％を減らすことができ、
高額な医療費は1/3以下に削減できると報告されています。

実際にアメリカでは、大腸ガン・乳ガン・肺ガンが急増していました。

マクガバン・レポート以来、
アメリカ国内の肉の消費量は減り続けているので、
日本に押し付けれる形になっているわけです。

そんな40年以上も前のアメリカ人が失敗した食事法の真似をしているのが現在の日本人です。

アメリカ人は肉食が万病の元であることに気づき、国をあげて対応しました。

肉をたくさん食べ続けると、
腸は固く短くなっていきます。

粘膜にもヒダが多くなり、
幅が狭くなります。

固い腸は動きが悪くなり、宿便がたまりやすくなるのです。

このような腸の状態は次のような症状を引き起こすことがわかっています。

肉食の人に多く見られる症状

• 大腸けいれん症
• 憩室症
• 大腸ホリープ
• 大腸ガン

このような症状の人には多くの共通項があります。
それは次の通りです。

腸が悪い人の共通項

• 肥満
• 実年齢よりもかなり老けて見える
• 高血圧
• 心臓病もしくは糖尿病
• 高コレステロール症
• 高尿酸

それとは逆に、
穀物・豆類・野菜・フルーツなどをよく食べる人やベジタリアンの人の腸は、とても柔らかく、比較的長いという特徴があります。

日本人は元来、このタイプです。

柔らかくて、ヒダの少ない腸は動きがスムーズで、便やガスの排泄が順調に行われます。

そのため、宿便になりにくく、ポリープやガンになりにくいわけです。

 腸内環境の改善に重要なのは食べ物と水

腸の状態の良し悪しを大きく左右するのは、食べ物と水です。

日頃の食事の内容、
適切な栄養摂取法、
飲み物などによって大きく変わってしまうのです。

良い食事をすれば、食べたものは消化管の中をすんなり通過していきます。

しかし、
悪い食事をしたときは腸で反応が起こり、腸の形まで変えてしまうのです。

もちろん、
腸だけでなく、胃や十二指腸などでも同じことが起こっています。

次のような習慣のある人は、腸が悲鳴をあげています。

こんな習慣は腸を痛める

• 夜遅くに食べる
• 濃い日本茶・中国茶・コーヒーをがぶ飲みしている
• 酒を多量に飲む
• タバコを吸う

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老けて見えるのは危険なサイン？

腸の具合が悪い人は、体全体の健康も悪いという相関関係があります。

見た目が老けて見えるのは、腸が老けているからです。

食べ物は、顔のシワ・シミや全身の皮膚にも影響していることを覚えておくことをおすすめします。

• コレステロール値が高い
• 中性脂肪が多い
• 尿酸血症が高い
• 高血圧

このような症状がある人は、
便通が悪く、ガスっぽく、便秘をしやすいという相関関係があります。

なぜ肉食が腸を悪くして臭いおならを出すのか？

肉には食物繊維がありません。
さらに、脂肪やコレステロールを多量に含んでいます。

肉や肉の加工品ばかりを食べている現代人は、
穀物や野菜、豆類、果物、海藻などをあまり食べません。

すると、排泄される便の量が少なくなります。

そのため、
大腸は少量の便を直腸まで運ばなくてはいけませんので、蠕動運動（筋肉の収縮運動）を強化しなければいけないのです。

その結果、
腸壁の大部分の筋肉層が厚くなってしまいます。

さらに、
脂肪を多量に摂取することに加え、
肉は超酸性食品のため体内が酸性化します。

体内が酸性化すると、
体は酸から内臓を守ろうとして内臓脂肪をつけ始めます。

もちろん、
腸周辺の脂肪層も厚くなっていきます。

こうして、
固くて短い腸が出来上がるわけです。

もっと詳しく知りたいための専門的知識

大腸内には、輪状筋と縦走筋という筋肉があります。

肉をたくさん食べていると、
この2つの筋肉が厚く膨らみ、短くなっていきます。

その幅も細くなってしまい、腸内にヒダも増えます。

すると、
ちょっとした刺激ですぐに痙攣を起こすようになるのです。

また、
強い蠕動が必要なため、
腸内の圧力が通常よりも高くなりがちです。

その結果、
「憩室症」と呼ばれる症状が発生します。

大腸には動脈・静脈や神経が通っている層が粘膜の下にあります。

その部分は筋肉がありません。

その筋肉のない部分が、高い腸内圧によって押し出されると、ポケット状のくぼみができます。

これが「憩室」と呼ばれるものです。

憩室の大きさは、1mmから1cmぐらいにまでです。

憩室ができると、腸内環境が悪化していきます。

なぜなら、
憩室の中に便がたまって炎症を起こしたり、
膿がたまったり、
憩室から出血したり、
腸の内部が極端に狭くなるような合併症も発生しやすくなるからです。

腸に急に穴があく穿孔（せんこう）になる人も珍しくはありません。

しかし憩室症で一番問題なのは、
便秘になりやすくなることです。

便がスムーズに運ばれなくなり、宿便がたまります。

宿便がたまると、
その部分から悪臭のする有害な毒素が発生します。

さらに、
活性酸素なども発生して、
細胞が変異を起こしやすくなります。

大腸ポリープや大腸ガンになる確率が高くなるわけです。

さらに、
コレステロールが高くなり、
高血圧や動脈硬化が起こりやすくなります。

心臓病・腎臓病・心筋梗塞・脳卒中なので、
早死にする症例が多くなっているそうです。

憩室の発生までは行かなくても、
その前段階の症状として、
大腸が非常に敏感になることが知られています。

大腸が緊張や痙攣を起こしやすくなって、
便秘・便通不全・下痢・ガスの異常発生・下腹部痛・腹部膨満感などが起こりやすくなるのです。

こうして、
腸壁が有害なガスによって刺激されることで、
ポリープができ、やがてポリープがガンに変わっていくことになります。

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